2026年8月21日
こんにちは。シンズクラフトの代表、小野寺伸也です。
今年の夏も、全国的に厳しい暑さが続いています。
「エアコンをつけっぱなしにすると電気代が心配」
「かといって我慢しすぎると体調が心配」
「節約したいけれど、何から手をつければいいのか分からない」。
そんな声を、住まいのご相談の場でも本当によく耳にします。
特に、これから家づくりを考えているご夫婦や、今は賃貸にお住まいのご家庭からも、毎年同じような悩みを伺うことが少なくありません。
この記事では、そうした声にお応えする形で、家電製品の使い方を少し見直すだけで実践できる、酷暑を安く乗り切るための節約術を分かりやすくご紹介します。
あわせて、住まいづくりの視点からできる工夫もお伝えしますので、賃貸にお住まいの方にも、戸建てにお住まいの方にも、参考にしていただける内容です。

まず押さえておきたいのは、夏の電気代の中で、どの家電がどれくらいの割合を占めているのかということです。
ここを知らないまま節約を始めると、努力の方向がずれてしまい、我慢の割に効果を感じられないということになりかねません。
気象庁は2026年4月、最高気温40℃以上の日を「酷暑日」と呼ぶことを正式に決定しました。
これまでの「猛暑日」よりもさらに厳しい暑さが、珍しくない時代になりつつあるということです。
暑さが増せば増すほど、冷房にかかる電気代もかさんでいきます。
だからこそ、我慢に頼るのではなく、家電の使い方という「仕組み」の部分から見直していくことが、これからの夏を乗り切るうえで現実的な選択になってきます。
家電ライターの倉本春氏によると、夏季の家庭における家電製品の電力消費は、エアコン・冷蔵庫・照明の3つでおよそ6割を占めるとされています。
なかでもエアコンの割合がもっとも大きく、次いで冷蔵庫、その次に照明が続くというのが、資源エネルギー庁のデータをもとにした一般的な傾向です。
細かな割合は調査年度によって変動することがありますが、「電気代の多くはこの3つの家電で決まる」という大きな傾向自体は、複数の資源エネルギー庁の資料でも共通して示されています。

| 家電 | 夏の電気代に占める傾向 |
|---|---|
| エアコン | もっとも割合が大きい |
| 冷蔵庫 | 2番目に割合が大きい |
| 照明 | 3番目に割合が大きい |
この3つの家電で、夏の電気代のおよそ6割を占めるといわれています。
闇雲にすべての家電を我慢するのではなく、影響の大きいところから順番に手をつけていくのが、節約を長続きさせるコツです。
住まいのご相談をお受けしていると、「エアコンを我慢しすぎて体調を崩してしまった」というお話を伺うこともあります。
特にお子さまや高齢のご家族がいるご家庭では、電気代を気にするあまり夜間までエアコンを止めてしまい、翌朝ぐったりしていたというご相談を受けたこともあります。
節約は大切ですが、体調を崩してしまっては本末転倒です。
まずは電気代の内訳を知ったうえで、無理のない範囲で工夫を重ねていくという考え方を、ご夫婦で共有していただければと思います。
夏の電気代のおよそ3割を占めるエアコンは、使い方次第で消費電力に差が出やすい家電です。
家電ライターの倉本春氏によると、エアコンとサーキュレーターや扇風機を併用して室内の空気を循環させることは、設定温度を1℃下げるよりも電気代を抑えやすい工夫だとされています。
体感温度についても、併用したほうが涼しく感じられることが珍しくないそうです。
設定温度を無理に下げるのではなく、「風の流れをつくって涼しく感じる」という発想の転換が、節約と快適さを両立させるポイントになります。
なお、資源エネルギー庁が公表しているモデルケース試算では、適切な温度に設定することでおよそ5%の省エネ効果が見込めるとされています。
効果の大きさは住まいの環境や機種によって変わりますので、目安のひとつとしてご参考にしてください。

あわせて見落とされがちなのが、フィルターの掃除です。
数ヵ月から数年たつとホコリがたまり、エアコンの効率が落ちてしまいます。
最近の機種には自動清掃機能がついているものも多いですが、油煙やタバコの煙がつきやすい環境では、自動清掃だけでは落としきれないこともあるとされています。
資源エネルギー庁の試算では、目詰まりしたフィルターを清掃するだけでもおよそ2%の省エネ効果が期待できるとされています。
2週間から1ヵ月に一度を目安に、フィルターの状態を確認する習慣をつけておくと安心です。
また、30分から1時間程度の短時間の外出であれば、こまめに電源を切るよりも運転を続けたほうが、再稼働時の消費電力を抑えられる場合があります。

設定温度を無理に下げず、サーキュレーターや扇風機を併用する
なお、節約のために古いエアコンを我慢して使い続けることが、かえって遠回りになるケースもあります。
使用年数が長い機種は、フィルターを掃除しても本体の性能自体が落ちていることがあり、最新モデルへの買い替えで消費電力が下がる場合もあります。
買い替えには初期費用がかかるため、すぐに結論を出す必要はありませんが、「今使っている機種が何年目か」を一度振り返ってみることも、節約を考えるうえでのひとつの視点になります。
ここで、住まいづくりの視点からもお伝えしたいことがあります。
私たちシンズクラフトでは、断熱性能や気密性能を高めた住まいをご提案しています。
高性能な樹脂窓や、現場発泡タイプの断熱材を用いることで、外気の影響を受けにくい住まいであれば、そもそもエアコンの設定温度を下げなくても室内が快適に保たれやすくなり、運転頻度やフィルターの汚れ方にも違いが出てくる傾向があります。
もちろん、これは戸建てを新しく建てる場合の話であり、賃貸にお住まいの方にすぐ当てはまるものではありません。
ただ、次の住まい選びを考えるうえで、断熱性能が日々の電気代にどう関わってくるのかを知っておくことは、判断材料のひとつになるはずです。

冷蔵庫と照明も、日々の使い方次第で電気代に差が出やすい家電です。
冷蔵庫は庫内に食品を詰め込みすぎると、冷気の循環が悪くなり、余計な電力を使ってしまうことがあります。
目安として、庫内は7割程度の余裕を持たせておくと、冷気が行き渡りやすいとされています。
また、ドアの開閉回数や開けている時間を減らすことも、地道ながら効果のある工夫です。
設定温度についても、季節や庫内の状況に応じて「強」から「中」に切り替えるだけで、負担を減らせる場合があります。

照明については、蛍光灯タイプをLEDに切り替えることで、消費電力を抑えやすくなるといわれています。
すでにLED照明をお使いのご家庭であれば、こまめな消灯や、部屋の用途に合わせた明るさの調整を意識するだけでも十分です。
特別な工事をしなくても始められる工夫なので、賃貸にお住まいの方にも取り入れやすい方法だといえます。

冷蔵庫は庫内の7割程度を目安に、詰め込みすぎない
また、見落としやすい費用として、使っていない家電の待機電力も挙げられます。
長期間留守にする際や、旅行などで数日家を空ける際には、主電源を切っておくだけでも、わずかながら節約につながることがあります。
一つひとつは小さな金額でも、積み重ねれば夏の電気代全体に影響してくるものです。
すべてを完璧にこなそうとする必要はありませんが、「気づいたときにできることから」という姿勢で取り組んでいただくのがよいと思います。
このあたりの工夫は、実は住まいの設計とも関わりがあります。
シンズクラフトでは、キッチンから家族を見守れる動線や、パントリーと冷蔵庫の位置関係を工夫することで、無駄な開閉や行き来を減らせるような間取りをご提案することがあります。
実際のご相談でも、「冷蔵庫の場所が遠く、行き来が多くてドアの開閉回数が増えている」というお悩みを伺うことがあり、動線を整理するだけで暮らしやすさが変わったというお声をいただくこともあります。
照明計画についても、必要な場所に必要な明るさを届けることを意識し、点けっぱなしになりにくい配置を考えています。
これから家づくりを検討される方は、暮らしの動線を意識した設計にすることで、日々の節約がより自然に続けられるようになるかもしれません。

ここまでご紹介した節約術は、賃貸にお住まいの方でも、戸建てにお住まいの方でも、今日から取り入れられるものばかりです。
一方で、住まいそのものの性能や間取りによって、節約のしやすさや快適さの土台が変わってくるのも事実です。
だからこそ私たちは、家づくりをこれから考える方はもちろん、すでにお引き渡しを終えたお客様からも、日々の暮らし方に関するご相談をよくいただいています。

例えば、「エアコンの設定温度はどのくらいが暮らしやすいか」「収納の配置を見直したいけれど、どこから手をつければよいか」「今のアパートでも試せる工夫はあるか」といった、ささやかな暮らしの疑問にも、私たちはできる範囲でお答えするようにしています。
これは、お引き渡し後のお客様に限った話ではありません。
まだ賃貸にお住まいで、これから家づくりを検討されているという方からのご相談も、もちろん歓迎しています。
「今の暮らし方について、ちょっと聞いてみたい」という段階でも、気負わずお声がけいただければと思います。
もちろん、すべてのご家庭に同じ工夫が当てはまるわけではありません。
住まいの広さや家族構成、生活リズムによって、無理なく続けられる節約のかたちは変わってきます。
大切なのは、ご自身の暮らしに合った工夫を、無理のない範囲で少しずつ取り入れていくことです。
将来、戸建てを検討される際には、こうした日々の暮らし方の工夫が、住まいの性能や間取りと組み合わさることで、より無理なく続けやすくなるという点も、ぜひ知っておいていただければと思います。
私たちがこうしたご相談を大切にしているのは、家づくりというものが「建てて終わり」ではなく、そこから始まる暮らしそのものだと考えているからです。
契約前の段階から、そして引き渡しから何年たった後でも、暮らし方についての小さな疑問にお付き合いすることは、私たちにとって特別なことではなく、日々の仕事の一部です。

家電の使い方を少し見直すだけでも、今年の酷暑は今までより安く、そして快適に乗り切れる可能性があります。
エアコン、冷蔵庫、照明という電気代の多くを占める家電から、できることを一つずつ試していただければと思います。
これらの工夫を試しながら、もし「うちの暮らし方はこれで合っているのかな」と感じる場面があれば、賃貸にお住まいの方も、戸建てにお住まいの方も、一度気軽にご相談いただければと思います。
※本記事には、内容理解を助ける目的で一部AI生成画像を使用しています。
※本記事は執筆時点(2026年8月中旬)の情報です。
省エネ効果の割合や制度に関する内容は、調査条件や時期によって変更される場合がありますので、最新情報は各公的機関・メーカー公式サイトにてご確認ください。
A. 一般的には、設定温度を1℃下げるよりも、サーキュレーターや扇風機を併用して空気を循環させるほうが、電気代を抑えやすいとされています。
体感温度も涼しく感じやすくなる場合が多いので、まずは併用から試してみていただくのがおすすめです。
ただし、お部屋の広さや間取りによって効果の感じ方は変わりますので、様子を見ながら調整していただければと思います。
A. もちろん大丈夫です。
私たちは、これから家づくりを検討される方の暮らし方のご相談も、日頃からお受けしています。
今すぐ家を建てる予定がなくても、気になることがあれば気軽にお声がけください。
情報収集の段階からのご相談も歓迎しております。
A. 2週間から1ヵ月に一度を目安にしていただくと安心です。
設置環境によってはホコリや汚れがたまりやすい場合もありますので、気になったときに一度確認していただくとよいと思います。
自動清掃機能付きの機種でも、時々は目視で確認していただくと安心感が違います。
A. そのご心配はもっともです。
設定温度を「強」から「中」に変える程度であれば、多くのご家庭で問題なく対応できるとされていますが、庫内の詰め込み具合や季節によって適切な設定は変わります。
心配な場合は無理に弱めず、まずは詰め込みすぎを防ぐことや開閉時間の短縮から試していただくのが安心です。
A. 断熱性能や気密性能を高めた住まいであれば、外気の影響を受けにくくなる分、エアコンの使い方に関する負担が軽くなる傾向はあります。
ただし、住まいの性能だけですべてが解決するわけではなく、日々の使い方の工夫と組み合わせることが大切です。
将来の住まい選びの際には、こうした点も判断材料のひとつとして考えていただければと思います。
弊社では、貝塚市を中心に、泉佐野市・岸和田市・和泉市・熊取町・泉南市・阪南市・田尻町・泉大津市・高石市・忠岡町・河内長野市・大阪狭山市・堺市を中心に、家づくりのご相談を承っています。
事務所から車で1時間圏内を主な商圏としております。
施工可能エリアの詳細は、お気軽にお問い合わせください。
今回ご紹介した節約術は、まずはご自宅で今日から試していただける内容です。
そのうえで、「わが家の暮らし方はこれで合っているのだろうか」「将来の住まいづくりで、暑さ対策はどう考えればいいのだろうか」といった疑問が出てきたときは、家づくり勉強会や個別相談の場をご活用いただければと思います。
賃貸にお住まいの方の暮らし方のご相談も承っておりますので、まずは情報収集からでも構いません。
気になる点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。