2026年8月7日
こんにちは。貝塚市で注文住宅やリノベーションを手掛ける工務店、シンズクラフト代表の小野寺です。
土地探しをこれから始める、あるいはすでに始めているご夫婦にとって、「どれくらいの広さの土地を探せばいいのか」「土地と建物、どちらを先に決めるべきか」は、多くの方が最初につまずくポイントです。
この記事では、実際のデータをもとにしながら、後悔の少ない土地選びの考え方をお伝えします。
「注文住宅を建てるなら、土地はどれくらいの広さが必要なのだろう」「まず土地を探してから、建物を考えればいいのだろうか」——家づくりを始めたばかりのご夫婦から、こうしたご相談をよくいただきます。
土地の広さは暮らしの快適さにも予算にも直結するからこそ、最初のイメージが持ちづらいものです。
この記事では、実際に注文住宅を検討している方々がどれくらいの広さの土地を希望しているのかというデータをご紹介しながら、土地選びで後悔しないための考え方の順番について、わかりやすくお伝えします。

結論からお伝えすると、注文住宅を検討している方の希望する土地の広さは「30坪前後」が最も多く、次いで「まだ決まっていない」という方、そして「50坪前後」と続きます。
タウンライフ株式会社が運営する注文住宅マッチングサービス「タウンライフ家づくり」への問い合わせデータ(2024年4月から2026年4月までの約15万件)をもとに、同社のシンクタンクであるタウンライフ未来総合研究所がまとめた調査によりますと、希望する土地の広さは「30坪前後」が25.6%と最も多く、次いで「未定」が21.5%、「50坪前後」が19.0%という結果でした。
この上位3つのカテゴリだけで、全体の約66%を占めているとのことです。
上位の希望土地サイズをまとめると、次のようになります。
| 希望する土地の広さ | 割合の目安 |
|---|---|
| 30坪前後 | 25.6% |
| 未定 | 21.5% |
| 50坪前後 | 19.0% |
| 40坪前後 | 9.6% |
| 70坪前後 | 8.6% |
| 100坪以上 | 7.4% |
※タウンライフ未来総合研究所の調査データをもとに作成しています。
なお、1坪はおよそ3.3平方メートルにあたりますので、30坪はおよそ99平方メートル、50坪はおよそ165平方メートルが目安となります。

この結果からわかるのは、二つのことです。
ひとつは、多くのご家庭が「30坪前後」という比較的コンパクトな土地を軸に検討されているということ。
もうひとつは、「まだ決まっていない」という方が2割以上いらっしゃるということです。
土地の広さがまだ定まっていない段階でご相談に来られる方は決して少なくありませんので、「まだ何も決まっていないから」と不安に思う必要はありません。
なお、この調査はタウンライフ家づくりの利用者に基づくデータであり、注文住宅を検討するすべての方の傾向を表すものではない点には留意が必要です。
とはいえ、実際の検討者がどのあたりの広さを目安にしているかを知ることは、これから土地探しを始める方にとって一つの参考になるはずです。
「未定」を選ばれた方が2割以上いらっしゃることにも、少し触れておきたいと思います。
シンズクラフトにご相談にいらっしゃる方の中にも、「土地の広さのイメージがまだ持てていない」という段階でお越しになる方は少なくありません。
これは決して珍しいことではなく、むしろ順序としては自然なことです。
どのような暮らしをしたいか、どんな間取りにしたいかが見えてくるにつれて、必要な土地の広さも徐々にはっきりしてきますので、「まず広さありき」で焦って決める必要はありません。

結論として、平屋を希望されるか、二階建てや三階建てを希望されるかによって、必要となる土地の広さの傾向は大きく異なります。
先ほどの調査では、希望する建物の階数別に土地の広さを比べたデータも公表されています。
それによりますと、平屋を希望する方のうち「100坪以上」を希望する割合は11.1%で、二階建てを希望する方の5.6%と比べると約2倍にのぼるとのことです。
一方で、三階建てを希望する方は「30坪前後」が34.1%、「20坪前後」が8.9%と、比較的コンパクトな土地を希望する傾向がみられたと報告されています。
| 希望する階数 | 30坪前後 | 100坪以上 |
|---|---|---|
| 二階建て | 24.9% | 5.6% |
| 平屋 | 25.0% | 11.1% |
| 三階建て | 34.1% | 6.9% |

平屋は同じ延床面積であっても二階建てより広い敷地を必要としやすいため、広い土地を希望する方が多くなるのは自然な流れといえます。
反対に、都市部など土地の広さに限りがあるエリアでは、三階建てにすることで床面積を確保しながら、限られた敷地に対応するという選び方をされる方も多いようです。

シンズクラフトにご相談にいらっしゃるご夫婦の中にも、「平屋にしたいけれど、この広さの土地で本当に建てられるのか」「敷地が狭いので三階建てにするべきか」といったお悩みをお持ちの方が多くいらっしゃいます。
建てたい暮らしのかたちと、土地の広さは切り離して考えることができません。
まずはどのような暮らしがしたいか、平屋でゆったり過ごしたいのか、二階建てで生活空間を分けたいのかを整理したうえで、必要な広さの目安を持っておくことが、土地探しをスムーズに進める第一歩になります。
たとえば、以前ご相談にいらっしゃったご夫婦は、当初「平屋がいい」というご希望をお持ちでしたが、検討していた土地の広さでは、希望されていた広めのLDKと収納量を確保することが難しい状況でした。
そこで、暮らし方の優先順位を改めて整理し、生活空間の一部を二階に配置するプランに変更したところ、限られた敷地の中でも無理なく希望を叶えることができました。
このように、希望する階数と土地の広さのバランスは、間取りの打ち合わせを重ねる中で調整できる部分でもありますので、最初の段階であまり思い詰めすぎる必要はありません。

結論として、土地を探し始める前に、まずは総予算のなかで建物にどれくらいの金額をかけられるのかを、ある程度整理しておくことをおすすめします。
家づくりをこれから進める方の多くが、「良い土地が見つかったら購入する」という順番で検討を始められます。
もちろん、良いご縁のある土地に出会うことは家づくりにおいてとても大切な要素ですが、土地の価格だけを見て購入を先に決めてしまうと、後になって「建物にかけられる予算が思ったより少なくなってしまった」という状況につながりやすくなります。
家づくりにかかる費用は、土地の代金だけではありません。
建物本体の費用に加えて、次のような費用も必要になります。

総予算のなかから、これらの費用をあらかじめおおまかに差し引いたうえで、土地と建物にどのくらいずつ配分できるのかを考えておくと、購入後に予算が足りなくなるという事態を防ぎやすくなります。
シンズクラフトでご相談を受ける際も、「まず土地の候補を見てから、建物の予算を考えたい」というお気持ちはよく理解できますが、実際には順番を逆にすることで、後悔につながるケースを数多く見てきました。
たとえば、希望より広い土地を購入した結果、建物の仕様を大きく削らざるを得なくなったり、逆に建物にこだわりすぎて、思っていたよりも狭い土地しか選べなくなってしまったりというケースです。
総予算をもとに「建物にどれくらいかけたいか」を先に考えておくことで、土地探しの際にも「この土地なら、希望する建物が無理なく建てられそうか」という視点で判断しやすくなります。
なお、資金計画の詳しい進め方や、月々の返済額、諸費用の内訳などは、ご家庭の収入や希望によって大きく異なりますので、具体的な数字については個別にご相談いただきながら整理していくことをおすすめします。
また、住宅ローンの返済額だけでなく、住み始めてからの光熱費やメンテナンス費用といった、長い目で見た暮らしの費用まで含めて考えておくことも大切です。
購入時の予算だけに目が向きがちですが、住み始めてからの負担まで見据えて建物と土地の配分を考えておくと、暮らし始めてからの安心感につながります。
総予算をどのように配分するかという考え方は、ご家庭によって正解が異なりますので、早い段階で一度整理しておくと、その後の土地探しや間取りの検討もスムーズに進みやすくなります。

結論として、土地の広さや価格だけでなく、建築的な視点からの確認も合わせて行うことで、後悔の少ない土地選びにつながります。
不動産情報として提示されている土地の広さや価格は、あくまで土地そのものの条件を示すものです。
しかし実際にその土地にどのような建物が建てられるのか、希望する間取りが実現できるのかどうかは、法規制や地盤の状況、周辺環境などによって変わってきます。
シンズクラフトのご相談でよくお伝えしているのは、次のような点です。
なお、建ぺい率や容積率などの制限は、自治体や用途地域によって異なりますので、具体的な内容については個別の確認をおすすめします。

こうした点は、土地の価格や広さだけを見ていては気づきにくい部分です。
同じ「30坪」という土地であっても、形状や周辺環境によって建てられる家の大きさや暮らしやすさは変わってきますので、数字だけで判断せず、実際に建物が建てられるかどうかまで確認しておくと安心です。
特に、駐車場の台数や庭の広さなど、生活のうえで欠かせない要素をどこまで敷地内に確保できるかは、見落とされやすいポイントのひとつです。
実際に、「価格も広さも希望どおりの土地が見つかった」と喜ばれたものの、詳しく調べてみると法規制の関係で希望していた大きさの建物が建てられないことが分かり、プランを見直すことになったケースもあります。
早い段階で建築的な確認を行っていれば、こうした行き違いは防ぎやすくなります。
土地探しと建物の検討を別々に進めるのではなく、なるべく早い段階から並行して確認していくことが、後悔の少ない選択につながります。
シンズクラフトでは、土地探しの段階から建築的な視点を含めて一緒に確認できるよう、土地の情報整理からサポートする体制を整えています。
土地と建物を切り離さずに検討することは、時間はかかっても、結果的に納得のいく家づくりへの近道になるはずです。

注文住宅の土地選びでは、多くの方が「30坪前後」を目安にされている一方で、建てたい家のかたちによって必要な広さは変わり、何より土地を探す前に「建物にかけられる予算」を整理しておくことが、後悔を防ぐ大きなポイントになります。
土地探しと建物の検討は、切り離して考えるよりも、並行して進めていくほうが、結果的に納得感のある選択につながりやすくなります。
もしまだ広さのイメージが固まっていなくても、焦らず一歩ずつ整理していただければと思います。
※本記事には、内容理解を助ける目的で一部AI生成画像を使用しています。
・タウンライフ未来総合研究所(タウンライフ株式会社)
「【タウンライフ未来総合研究所】注文住宅 希望土地サイズは「30坪前後」25.6%が最多 ─ 152,153件分析、上位3カテゴリで66.1%」
https://townlife.co.jp/news/investigation-report-home6/
※本記事でご紹介した調査データは、タウンライフ株式会社が運営する「タウンライフ家づくり」の利用者に基づくものであり、注文住宅検討者全体の傾向を保証するものではありません。
また、本記事は執筆時点の情報です。調査データや制度、相場感などは変更される場合がありますので、最新の情報は各公式サイトにてご確認ください。
A. もちろん大丈夫です。
今回ご紹介したデータでも、「まだ決まっていない」と回答されている方が2割以上いらっしゃいました。
土地の広さは、暮らし方や間取りのイメージが固まっていく中で自然と見えてくることが多いですので、まずは漠然としたイメージからでもお気軽にご相談ください。
A. 敷地の広さや形状、周辺環境によって条件は異なりますので、一概には言えません。
ただし、間取りの工夫次第で、限られた敷地でも希望に近い暮らしを実現できる場合があります。
まずは土地の候補と合わせて、間取りのご相談をいただければと思います。
A. ご相談自体はもちろん可能ですが、土地を購入したあとでは、建物の仕様や間取りの選択肢が限られてしまうことがあります。
可能であれば、土地の契約を進める前の段階で一度ご相談いただくと、より無理のないご提案がしやすくなります。
A. ご家庭の総予算やお持ちの土地の条件によって異なりますので、一律の割合はございません。
総予算から諸費用などを差し引いたうえで、土地と建物にどのくらい配分できるかを一緒に整理していきますので、まずは総予算の全体像からお聞かせいただければと思います。
A. はい、可能です。
シンズクラフトでは、土地探しの段階から建築的な視点も含めてサポートしておりますので、まだ土地が決まっていない状態からでも安心してご相談いただけます。
シンズクラフトでは、貝塚市を中心に、泉佐野市・岸和田市・和泉市・熊取町・泉南市・阪南市・田尻町・泉大津市・高石市・忠岡町・河内長野市・大阪狭山市・堺市までの各エリアで、家づくりのご相談を承っています。
事務所から車で1時間圏内を主な商圏としておりますので、施工可能エリアの詳細については、お気軽にお問い合わせください。
「土地探しをこれから始めたい」
「土地はまだだけれど、家づくりの進め方を知りたい」という方は、まずは家づくり勉強会や個別相談から始めていただくことをおすすめしています。
土地の広さや予算の考え方について、無理のない範囲で一緒に整理していきますので、情報収集の段階でもお気軽にお声がけください。
オンライン相談にも対応しておりますので、お忙しい方やご遠方の方もお気軽にご利用いただけます。