スタッフブログ

2026年3月20日

【家づくりの新常識】家づくりの期間と入学に間に合わせるための「逆算スケジュール」とは?

こんにちは。
シンズクラフトの代表の小野寺伸也です。

少しずつ陽射しが明るくなり、新しい生活への期待がふくらむ季節になりましたね。
お子様の入学や進級といった大きな節目に合わせて「新しい家での暮らしをスタートさせたい」と
考えていらっしゃるご夫婦はとても多いものです。

ただ、いざ計画を立てようとすると、具体的にいつまでに何をすればいいのか、

その全体像が見えにくいという不安もあるのではないでしょうか。

実は、2025年4月の建築基準法改正以降、家づくりを取り巻く環境は大きく変化し、
以前よりも準備に時間を要するようになっています。

この記事では、理想の時期に新しい生活を始めるために必要な
「逆算スケジュール」の考え方を、現場のリアルな状況を交えて丁寧にお伝えします。

桜並木の下、小学校の入学式に向かうランドセルを背負った女の子と両親の後ろ姿。

この記事でわかること

「10ヶ月あれば大丈夫」という目安に、少し注意が必要な理由

「来年の4月に入学だから、今から探し始めれば10ヶ月くらいで間に合うかな?」
以前であれば、そのようなスケジュールでも可能だったかもしれません。

しかし、現在の家づくりにおいて、予備知識がない状態からのスタートで10ヶ月でお引渡しまで漕ぎ着けるのは、
確認申請の長期化などの影響もあり、相当にスケジュールに余裕がない状況と言えます。

特に土地探しから始める場合は、土地の決定までに数ヶ月を要することも多いため、
全体で12〜15ヶ月以上を見込んでおくのが標準的です。

では、なぜ以前より時間がかかるようになったのでしょうか。
そこには「安全な家を建てるためのルール変更」が関係しています。

ソファに座る施主様に対し、スタッフが資料を手に取りながら丁寧に説明を行っている様子。

【2025年4月の建築基準法改正の影響】

国土交通省の調査によると、行政に提出する「確認申請」の審査期間は、改正前より大幅に延びています。
法改正により、木造2階建て以下の住宅についても構造計算の審査が詳細に行われるようになったことが主な要因です。

現在のシンズクラフトの施工エリア周辺では、
申請を提出してから担当者との細かなやり取りなどを含めると、
実際に許可(確認済証の交付)が下りるまでに「約2ヶ月」ほどの期間を要しているのが現状です。

以前は1〜2週間程度で済んでいた工程に、今はこれだけの時間が必要になっています。
お客様の安全を守るための大切なステップですが、この「約2ヶ月」をスケジュールにあらかじめ組み込んでおくことが、計画を成功させる鍵となります。

入学式に間に合わせるための「2年前からの逆算」のススメ

「4月の入学」をゴールにした場合、3月にお引越しを完了させるためのシミュレーションをしてみましょう。

1. 入学の2年前:家族の理想と資金計画の整理

この時期に「どんな暮らしがしたいか」を話し合い、当社の家づくり勉強会などで基礎知識を蓄えておくのが理想的です。
特に重要なのが「資金計画の明確化」です。
ローンの事前審査や返済計画など、お金の全体像が見えていると、
土地探しや会社選びの判断スピードが格段に上がります。

明るい室内で、夫婦が並んで笑顔でスマートフォンを見ながら相談している様子。

2. 入学1年半前〜1年前:土地決定とプランニング

遅くとも入学の1年前には、土地が決まり、具体的な間取りの打ち合わせが佳境に入っている状態を目指します。
女性建築士による「時短動線プラン」などの詳細な設計や、造作家具の打ち合わせには、
じっくり時間をかけていただきたいです。

テーブルの上に広げられた手書き風の間取り図と、建築材料のサンプル。

3. 入学10ヶ月前:確認申請の提出

ここが非常に大きなポイントです。
先述の通り審査とやり取りに約2ヶ月かかるため、この時期に申請を出しておかないと、
万が一の補正対応などで着工が後ろにズレ込んでしまいます。

4. 入学8ヶ月前:着工

秋頃には工事をスタートさせたいところです。
冬場の天候や、耐震等級3を確保するための精密な構造計算、さらには法令で義務付けられた検査に加え、
当社が独自に実施する第三者機関による品質検査を丁寧に行う時間を考慮すると、
この時期の着工が安心のラインになります。

住宅街の中で建築が進む、木造住宅の基礎部分と足場が組まれた建設現場。

スタッフからの補足:スケジュールを「前倒し」できるケース

ここまで「1年以上は必要」とお伝えしてきました。もちろん状況によってはもう少し早く進められる場合もあります。

例えば、すでに「建てる土地が決まっている」方や、
ご自身の優先順位が明確で判断が早い方は、検討・準備期間を短縮できます。

その場合は、最短10ヶ月前後でのお引渡しが視野に入ってくることもあります。
ご自身の今の状況ならどのくらいの期間が必要か、一度私たちと一緒に確認してみるのが一番の近道です。

予期せぬ「遅れ」のリスクにも備えを

これらは、どれも「長く安心して住める家」にするために欠かせないプロセスです。
余裕を持ったスケジュールを組んでいれば、こうしたリスクにも慌てずに対応でき、
心にゆとりを持って家づくりを楽しんでいただけます。

青空を背景に、青いメッシュシートで覆われ、安全に足場が組まれた木造住宅の建設現場。

シンズクラフトが「年間棟数」を限定している理由

シンズクラフトでは、現在のところ、年間棟数を「限定8棟」としています。
それは、代表の私が大工出身としてこだわる「丁寧な施工」と、品質を仕組みで証明する独自の基準を守り抜くためです。

特に、完成後には見えなくなる構造部分のチェックや、
気密性能(C値0.5以下)を確保するための職人の細かな手仕事には、どうしても一定の期間が必要です。

私たちは「早く建てること」よりも、「何十年経っても、この家が一番好きだと思える品質」を優先しています。

住宅の窓枠に取り付けられた、大きな送風機と測定機器による気密測定(C値測定)の実施風景。

【結論】現在の家づくりは、お引渡しまで「12ヶ月〜15ヶ月」の計画が不可欠です

事務所の玄関前で、落ち着いた服装で整列するシンズクラフトのスタッフ。

「いつまでに、何をすればいいの?」という不安をお持ちの方は、ぜひ一度「個別相談」をご活用ください。
今の状況に合わせたオーダーメイドのスケジュール表を、一緒に作ってみましょう。
シンズクラフトのスタッフが、一歩ずつ、納得感のある家づくりをサポートさせていただきます。

シンズクラフトの施工エリアについて

シンズクラフトは、ただ家を建てるだけでなく、住まいの成長を共に見守る存在でありたいと考えています。
そのため、貝塚市を中心とした下記の近隣エリアに絞って、一棟一棟丁寧に向き合っています。

施工エリア一覧
貝塚市・岸和田市・泉佐野市・和泉市・熊取町・泉南市・阪南市・田尻町・泉大津市・高石市・忠岡町・河内長野市・
大阪狭山市・堺市

地域密着だからこそ、地域の行政手続きの特性を熟知し、迅速なサポートを心がけております。

施工エリア外の近隣地域につきましては、状況により対応可能な場合もございますので、
一度弊社担当までお問い合わせください。