スタッフブログ

2026年1月23日

【地盤調査と費用】軟弱地盤なら改良工事に○○万円かかる!?

こんにちは、
シンズクラフト代表の小野寺伸也です。


土地探しや土地購入のお話をしていると、「地盤調査って本当に必要なんですか?」
「もし軟弱地盤だったら、地盤改良にいくらくらいかかるんでしょう…」といったご質問をよくいただきます。

今日は、注文住宅を建てるうえで外せない「地盤調査」と「地盤改良」の基本と費用の目安
そして事前の予算取りの考え方を、できるだけ分かりやすくお伝えします。
これから土地選びをされる方が、「知らなかった…」と後で慌てなくて済むような内容を意識してまとめました。順番に整理してお話ししますね。

地盤調査はなぜ必要?耐震等級3だけでは足りない理由

シンズクラフトでは、耐震等級3を前提に、許容応力度計算という方法でしっかりと構造計算を行っています。
これは「建物そのもの」が、計算上大きな地震にも耐えられるように設計されている、という意味です。
ただし、どれだけ建物を強くしても、「支える地盤」が弱ければ安心とは言えません。

地盤調査の主な目的は、
・建物を支えられるだけの強さがあるか
・不同沈下(家が片側だけ沈んで傾く現象)が起きにくいか
・地盤の固い層がどのくらいの深さにあるか
を事前に確認することです。


特に貝塚市や泉佐野市をはじめとした沿岸・低地の多いエリアでは、
同じ町内でも場所によって地盤の状態が違うことがあります。
表面から見ただけでは判断できないため、きちんとした地盤調査が欠かせません。

スクリューウエイト貫入試験(SWS試験)で分かること

一般的な木造の新築住宅では、
「スクリューウエイト貫入試験(SWS試験/旧称:スウェーデン式サウンディング試験)」と呼ばれる方法で
地盤調査を行うことが多く、シンズクラフトでもこの方法を採用しています。

スクリューウエイト貫入試験による地盤調査を行っている現場写真で、建物を安全に支えるために地盤の強さを確認している株式会社シンズクラフトの家づくり工程。

調査の流れとしては、
・建物の四隅と中央など、数カ所に器具を立てる
・決まった重さを載せ、ロッド(棒)を回転させながら地面に貫入させる
・どれくらいの力で、どの深さまで入っていくかを計測する
といったイメージです。

このデータを専門の地盤調査会社が解析し、
・地盤の強さ(支持力)の分布
・固い地盤(支持層)がどれくらいの深さにあるか
・不同沈下のリスクが高いかどうか
を判断します。

そのうえで、「このままでも建てられる地盤なのか」「どの程度の地盤改良工事が必要なのか」
といった方針が決まっていきます。

地盤調査の費用と、30坪の注文住宅における地盤改良費の目安

地盤調査費用のイメージ

電卓や書類を使いながら住宅ローンや総予算を検討している資金計画のイメージ写真で、土地費用や地盤改良費も含めた家づくりの費用を考える場面。

地盤調査の費用は、建物の規模や条件によって変わりますが、
一般的な木造二階建てで行われるスクリューウエイト貫入試験(SWS試験)であれば、
5万円〜10万円程度のケースが多いです。

調査自体は半日ほどで終わることがほとんどで、建物の四隅と中央など数カ所を測り、
その結果をもとに地盤改良の要否が判断されます。

なお、
・誰が費用を負担するのか
・見積りのどの項目に含まれているのか
は住宅会社によって扱いが異なりますので、土地探しや資金計画の段階で確認しておくと安心です。

30坪程度の家を想定した地盤改良費用の目安

30坪前後の木造二階建てを想定した場合、地盤改良工事が必要になった際の費用は、
工法によっても変わりますが、一例としては以下のようなイメージです。
・表層改良工法(土の浅い部分を固める工法)
→おおよそ30万円〜80万円程度
・柱状改良工法(地中にコンクリートの柱をつくる工法)
→おおよそ80万円〜150万円程度
・鋼管杭工法(鋼の杭を打って、深い固い地盤で支える工法)
→おおよそ100万円〜200万円程度

あくまでも「30坪程度の木造住宅」の一例であり、
・土地の広さ
・建物の重さや形状
・地盤の状態(支持層の深さや土の種類)
などによって金額は大きく変わりますが、「地盤改良が必要になった場合、○○万円単位の費用が発生することがある」
というイメージを持っておいていただけると、資金計画が立てやすくなります。

どんな土地が地盤改良になりやすい?土地選びのチェックポイント

最終的な判断はあくまで地盤調査の結果になりますが、
土地探しの段階で「地盤改良になりやすい可能性がある土地」をざっくりイメージしておくことも大切です。

住宅街に位置する、境界ブロックと平坦な整地が完了した建築予定地の様子。株式会社シンズクラフトが着工前に行う厳密な地盤調査(SWS試験)の舞台となる更地の現況写真。

例えば、次のような土地は、地盤改良が必要になるケースが多い傾向があります。
・昔、田んぼや畑として使われていたと言われている土地
・大規模造成地の端の方や、盛土が厚そうな場所
・高低差が大きく、擁壁(がけのような部分)を伴う敷地
・造成からあまり年数が経っていない、埋め立てに近いエリア

だからと言って、こうした土地が「ダメな土地」というわけではありません。
大切なのは、
・地盤改良費がかかる前提で予算を考えておくこと
・土地代だけでなく、建築費・外構費・造成費・申請費なども合わせて、総額で判断すること
です。

シンズクラフトでは、土地探しのご相談をいただいた際、
・法規制(建ぺい率・容積率・斜線制限など)
・上下水道やガスなどインフラの状況
・電柱や擁壁の位置
・駐車計画や日当たりの取り方
といった点に加え、地盤リスクの可能性も含めて総合的にお話しするようにしています。

土地購入前からしておきたい「地盤」と「予算取り」の準備

地盤調査や地盤改良の費用は、土地を買ってから分かることが多いため、
どうしても「後から追加でかかった費用」という印象になりがちです。

しかし、本来は、
・地盤調査費用(5万〜10万円程度)
・地盤改良工事の可能性(○○万円単位の予備枠)
を、最初の資金計画の段階で「きちんと予算取りしておく」ことが大切です。

具体的には、
・土地代
・建物本体工事費
・外構工事費
・諸費用
・家具家電
・そして「地盤関連費用(調査+改良の予備費)」
まで含めたうえで、無理のない総予算を決めていくイメージです。

テーブルの上に置かれた住宅模型と図面を囲みながら、スタッフとご家族が土地選びや間取りについて相談している家づくり打ち合わせ風景。

後から地盤改良費が想定以上にかかってしまい、
・楽しみにしていた造作家具を減らす
・収納量や間取りを大きく変更する
・設備グレードを下げざるを得なくなる
といった調整をしなくて済むように、最初から地盤のことも含めて一緒に考えておくと、
計画全体が安定しやすくなります。

まとめと、シンズクラフトからのご案内

今回の記事では、
・地盤調査は、耐震等級3の構造計算だけではカバーできない「地盤の安全性」を確認するために不可欠なもの
・一般的な木造二階建てで行われるスクリューウエイト貫入試験(SWS試験)は、5万円〜10万円程度が多いこと
・30坪程度の注文住宅の場合、地盤改良工事が必要になると、工法によっては○○万円単位の費用がかかること
・だからこそ、土地探し・土地選びの段階から、地盤関連費用も含めて必ず事前に予算取りしておくこと
を中心にお伝えしました。

シンズクラフトでは、資金計画・土地探し・設計・施工・アフターメンテナンスまでを一つの流れとして考え、
「建てて終わり」ではなく、その後の暮らしの安心感を大切にしています。
・気になっている土地があるけれど、地盤が心配
・貝塚市や泉佐野市周辺で土地探しから相談したい
・自分たちの総予算の中で、どの程度まで地盤改良費を見ておくべきか知りたい
といったご相談があれば、家づくり勉強会や個別相談の場で、実際の事例や数字も交えながら、
丁寧にお話しさせていただきます。

資料請求・見学会・オンライン相談などもご用意していますので、
「まずは話だけ聞いてみたい」という段階でも、どうぞ遠慮なくお問い合わせください。

シンズクラフトの施工エリア

シンズクラフトは貝塚市を中心に、
泉佐野市・岸和田市・和泉市・熊取町・泉南市・阪南市・田尻町・泉大津市・
高石市・忠岡町・河内長野市・大阪狭山市・堺市を主な施工エリアとしております。
すぐにお伺いできる範囲にエリアを絞ることで、暮らしの中で何かあった時も迅速に対応できるようにしています。
「建てて終わり」ではなく、住まいの成長を一緒に見守れるような、地域に根ざしたパートナーでありたいと思っています。

<上記エリア以外につきましては、弊社担当までご確認ください>